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COLUMN

ホームページの必要性は?いらない事業者と必要な事業者の判断基準

集客・SEO・MEO公開日
ホームページの必要性について、スマホを手に考えている小さなお店の店主のイラスト

この記事でわかること

  • ホームページの必要性は、お客さんが連絡前に何を確かめるかで決まる
  • ホームページが必要か迷ったときに使える6つのチェック項目
  • ホームページが必要ないケースと、個人事業主がいらないと言われる理由
  • SNSや地図アプリだけで済ませる場合に足りなくなるもの
  • 持つと決めたときの、自分で作るか頼むかの比べ方と費用の目安

ホームページの必要性は、事業の規模よりも「お客さんがあなたをどう見つけ、どう確かめてから連絡するか」で決まります。紹介や常連だけで仕事が埋まり、新しいお客さんを増やすつもりがないなら、今すぐ作らなくても困らないことはあります。反対に、名刺やチラシを見た人が名前で検索する、初めての人が料金や場所を調べてから連絡する、取引先や応募者が事業のことを確かめる、という流れがあるなら、確かめる先がないことで連絡の前に離れていく人が出てきます。この記事では、必要ないと言える条件と必要な条件を分けて示し、SNSや地図アプリとの役割分担、自分で作るか頼むかの比べ方までまとめます。

ホームページの必要性は「探され方」で決まる

ホームページが必要かどうかは、業種や規模で一律には決まりません。決め手になるのは、お客さんが連絡する前に何をしているかです。名前を聞いて検索する、料金や場所を確かめる、他の事業者と比べる。こうした確かめる動きが多い事業ほど、ホームページの必要性は高くなります。

お客さんの動きと、ホームページの有無による違い
お客さんの動きホームページがない場合ホームページがある場合
名刺やチラシを見て名前で検索する口コミサイトや他人の投稿、古い情報が先に出ることがある自分で書いた今の案内を見てもらえる
料金・場所・営業時間を調べる電話で聞くか、分からないまま離れるその場で確かめてから連絡できる
他の事業者と比べる比べる材料が少なく、候補から外れやすい仕事の内容や考え方を伝えられる
連絡する電話かSNSのメッセージに限られる問い合わせフォームや予約の入口を用意できる

表の左の動きが、自分のお客さんにどれだけあるかを思い浮かべてみてください。ほとんどが紹介で、連絡も知り合い経由で来るなら、確かめる動き自体が少なく、ホームページの出番も小さくなります。

反対に、初めてのお客さんが多い仕事や、何件かを比べてから決める仕事では、確かめる先があるかどうかで連絡の数が変わります。ホームページは、見つけてもらう道具である前に、見つけた人が安心して連絡するための確認先だと考えると、自分の事業に必要かどうかを判断しやすくなります。

ホームページが必要か迷ったときの判断基準

迷ったときは、次の項目に当てはまるかを1つずつ確かめてください。当てはまる数が多いほど、ホームページを持つ意味は大きくなります。

図解・チェックホームページが必要かを見分けるチェック
  • 新しいお客さんを増やしたい紹介や常連だけでは先が細ると感じている
  • 名前で検索されることがある名刺・チラシ・看板・口コミから調べる人がいる
  • 料金や流れを毎回説明している電話やメッセージで同じ質問に答えている
  • 比べて選ばれる仕事である同じ地域に同業者が複数いる
  • 取引先や応募者に確かめられる法人との取引や人の採用がある
  • 予約や問い合わせの入口がほしい営業時間外にも受け付けたい

当てはまる項目が多いほど、事業の情報をまとめた確認先を持つ意味が大きくなります。

3つ以上に当てはまるなら、何らかの形で自分の情報をまとめた場所を持つ方が、取りこぼしが減ります。1つか2つなら、次の「必要ないケース」と見比べて決めてください。

数を数えるより、いちばん困っていることから考える

チェックの数はあくまで目安です。たとえば「毎日同じ質問の電話に時間を取られている」という困りごとが大きければ、それだけでも、よくある質問と料金をまとめた1ページを作る理由になります。逆に、当てはまる数が多くても、今の仕事量で手一杯なら、急いで問い合わせを増やす必要はありません。

ホームページが必要ないケースもある

正直に言えば、ホームページがなくても困らない事業はあります。作ること自体が目的になってしまうと、費用と手間だけが残ります。次のような状態なら、今は急いで作らなくてもよいはずです。

  • 紹介と常連だけで予定が埋まっていて、新しいお客さんを増やすつもりがない
  • 取引先が決まっていて、営業や比較される場面がほとんどない
  • 出店している予約サイトやモールの中で、集客から支払いまで十分に回っている
  • 期間限定の催しなど、続ける予定のない活動である
  • 更新する人も時間もなく、古い情報のまま放置しそうだ

最後の項目は見落とされがちです。営業時間や料金が古いまま残ったホームページは、ないときよりも誤解を生むことがあります。作るなら、誰がいつ見直すかまで決めておく必要があります。

「今は必要ない」と「ずっと必要ない」は別

紹介だけで回っている事業でも、紹介してくれた人が相手に「どんなところか見ておいて」と伝えたとき、確かめる先がないことがあります。今は必要ないと判断した場合も、事業の名前・内容・連絡先を確かめられる場所が1つあるかどうかは、ときどき見直してください。

また、予約サイトやモールで回っている場合も、手数料や掲載のルールはそのサイトが決めます。今は問題がなくても、条件が変わったときに自分の判断で動ける場所がないことは、覚えておいた方がよい点です。

個人事業主にホームページはいらないと言われる理由と見落とし

個人事業主の間では「SNSがあればホームページはいらない」「お金をかけても見られない」という声をよく聞きます。どちらも一理ありますが、前提が抜けていることがあります。

個人事業主がホームページはいらないかどうかを、スマホを見ながら考えているイラスト
いらない理由を1つずつ見ていくと、当たっていることと見落としやすいことが分かれてきます。
いらないと言われる理由と、見落としやすいこと
よく聞く理由当たっていること見落としやすいこと
SNSで十分日々の発信や雰囲気を伝えるのは得意流れていく投稿の中では、料金や流れなど決まった情報が見つけにくい
作っても見られない公開しただけでは人は来ない名前で検索した人の確認先としては、見られる数が少なくても役に立つ
お金がかかる作り方や頼み方によっては負担が大きい1ページから小さく始める方法や、月払いで持つ方法もある
更新が大変放置すると逆効果になる変わりにくい情報だけを載せれば、見直しの回数は減らせる

個人事業主の場合、ホームページに求める役割を「信頼の確認先」と「問い合わせの入口」に絞ると、ページ数は少なくて済みます。事業の内容、料金の目安、仕事の流れ、プロフィール、問い合わせ先がそろっていれば、1ページでも役割は果たせます。

1人で仕事をしていると、作業中や移動中に電話に出られないことも多いはずです。料金や流れを先に読んでもらい、問い合わせフォームで用件を受け取れるようにしておくと、取りこぼしが減ります。どんな形があるかは個人事業主のホームページの例で、フォームの置き方は問い合わせフォームの作り方で紹介しています。

ホームページの必要性を感じやすい5つの場面

制作の相談を受けていると、「やはり必要だった」と感じるきっかけには共通点があります。代表的なのは次の5つです。

名刺を見ながらスマホで名前を検索する男性のイラスト。ホームページの必要性を感じやすい場面
名刺やチラシを見た人は、連絡する前にまず名前で調べることが多く、そこで確かめる先があるかが分かれ目になります。

名刺やチラシを見た人が名前で検索したとき

紙を見た人の多くは、すぐには連絡せず、まず名前で調べます。そこで出てくるのが古い口コミサイトや他人の投稿だけだと、伝えたいことが伝わりません。

同じ質問の電話や問い合わせが続くとき

料金、駐車場、支払い方法、予約の取り方。毎回同じ説明をしているなら、それはホームページに書いておける内容です。答えを先に載せておくと、連絡してくる人は内容を分かったうえで連絡してきます。

法人と取引を始めるとき

取引の前に、相手の所在地や事業内容をウェブで確かめるのは、取引先にとって自然な手順です。確かめる先がないと、説明の手間が増え、話が進むまでに時間がかかります。

人を採用したいとき

応募を考える人は、働く場所の様子や仕事の中身を調べてから応募します。求人票だけでは伝わらない雰囲気や考え方を載せる場所として使えます。

予約サイトやSNSのルールが変わったとき

外のサービスは、料金や表示の仕組み、アカウントの扱いをそのサービスが決めます。自分で決められる場所が1つもないと、変更の影響をそのまま受けることになります。

持った後に、見つけてもらい問い合わせにつなげる順番はホームページ集客の方法にまとめています。作ったのに反応がない場合の見直し方はホームページで集客できない原因で説明しています。

SNSや地図アプリだけで済ませる場合に足りないもの

ホームページの代わりに、SNSや地図アプリの店舗情報、予約サイトを使う方法もあります。どれも役に立つ道具で、ホームページがあっても併用するのが普通です。違いは、何が得意で、何を自分で決められないかです。

ホームページ以外の道具の得意なことと足りなくなりやすいこと
道具得意なこと足りなくなりやすいこと
SNS日々の様子や新しいお知らせを届ける料金や流れなど決まった情報がまとまらない。表示の仕組みはサービスが決める
地図アプリの店舗情報近くで探している人に場所と営業時間を見せる載せられる情報の形が決まっていて、仕事の説明や考え方は伝えにくい
予約サイト・モール集客の仕組みと予約・支払いがそろっている同じ画面に同業者が並ぶ。手数料や掲載のルールはサイト側が決める

地図アプリについて、Google はローカル検索の順位が主に「関連性」「距離」「知名度」で決まると説明しており、知名度にはビジネスにリンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報も使われるとしています(出典: Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」)。地図の店舗情報とホームページは、どちらか一方を選ぶものではなく、互いに補い合うものと考えてください。

SNSとの使い分けはSNSとホームページの違いで、地図アプリの店舗情報の始め方はGoogleビジネスプロフィールの登録とMEO対策を自分で進める方法で説明しています。まずは店舗情報を整え、詳しい案内をホームページに置いてそこへつなぐ、という順番でも始められます。

持つと決めたら、自分で作るか頼むかを比べる

ホームページが必要だと判断したら、次は作り方です。自分で作る方法と人に頼む方法には、それぞれ向き不向きがあり、どちらが正解ということはありません。

図解・比較ホームページを自分で作る場合と頼む場合の違い

自分で作る

  • 出ていくお金は作成サービスの利用料とドメイン代が中心
  • 文章・写真・設定・公開後の見直しをすべて自分で行う
  • 思い立ったときにすぐ直せる

頼む

  • 制作費や月額の費用がかかる
  • 目的に合わせた構成や文章を相談しながら決められる
  • 本業の時間を守りながら公開まで進められる

出ていくお金だけでなく、自分の時間と公開後の見直しまで含めて比べると、向いている方が見えてきます。

自分で作るのが向いているのは、載せたい文章と写真がすでに手元にあり、作業の時間を取れて、公開後の見直しも自分で続けられる人です。無料で始められる範囲はホームページを無料で作成する方法で、自作でつまずきやすい点はホームページを自分で作るのは難しいかで詳しく説明しています。

頼んだ方がよい条件

  • 更新や見直しを担当できる人がいない
  • 問い合わせや予約を受けることがいちばんの目的
  • 文章と写真をそろえる時間が取れない
  • 同じ地域の同業者と比べられやすい
  • 予約や地図、問い合わせフォームなどの機能を入れたい

1つでも強く当てはまるなら、頼む前提で費用を調べてみる価値があります。反対に、どれにも当てはまらないなら、まず自分で小さく公開し、反応を見てから頼むかどうかを決める順番も十分に成り立ちます。

頼む場合の費用の目安と進め方

頼む場合の費用は、ページ数、デザインの作り込み、機能、原稿や写真を誰が用意するかで決まります。決まり方と内訳、依頼先ごとの違いはホームページ制作の費用相場で詳しく説明しています。ここでは目安として、uparia の料金表を例に挙げます(税込)。

ホームページを持つと決めた事業者が、制作担当者と費用や進め方を相談している打ち合わせのイラスト
ページ数や機能、原稿を誰が用意するかを最初に話し合うと、費用と進め方が決まりやすくなります。
uparia の料金表(例として掲載。税込)
プラン料金主な内容
月額プラン ライト月額2,980円制作費0円・最低契約期間12か月。1ページ
月額プラン スタンダード月額4,980円制作費0円・最低契約期間12か月。10ページまで
スタートプラン(買い切り)3万円〜1ページ構成〜

月額で持つか買い切りにするかは、毎月の負担と、サイトを自分のものにする時期で比べます。月額で持つときの注意点はホームページの月額制のデメリットにまとめています。

相談から公開までの段取りはホームページ制作の流れで、頼む前にそろえておくものはホームページ制作に必要なもので説明しています。

ホームページが必要か決める前に書き出す3つのこと

必要かどうかで迷い続けるより、先に次の3つを書き出してみてください。書いた内容で答えが見えてきますし、作ることになった場合もそのまま原稿の材料になります。

  1. お客さんが連絡する前に、何を確かめているか(料金、場所、実績、人柄など)
  2. 電話やメッセージでよく聞かれる質問を10個
  3. ホームページを見た人に、最後にしてほしいこと(電話、予約、問い合わせ、来店など)

1つ目と2つ目がたくさん書けるなら、ホームページの必要性は高いと考えてよいはずです。ほとんど書けないなら、今は地図アプリの店舗情報やSNSを整えるところから始めても遅くはありません。3つ目が決まらないうちに作り始めると、何を載せるかで止まりやすくなるので、先に1文で書いておいてください。

uparia の料金と含まれるものは小さな事業者向けのホームページ制作に、作ったサイトは制作実績にまとめています。

よくある質問

開業したばかりでもホームページは必要ですか?

開業直後は紹介や知り合いからの連絡が中心で、ホームページがなくても始められます。ただ、名前を知った人が確かめる先が1つもないと、初めての人は連絡をためらいます。まずは事業の内容、料金の目安、連絡先をまとめた1ページから始め、仕事が増えてから足していく方法があります。

ホームページを持てば問い合わせは増えますか?

持っただけで増えるとは限りません。検索で見つけてもらう工夫や、地図アプリ・SNSからのつなぎ、問い合わせしやすい作りがそろって、はじめて連絡につながります。一方で、名前で検索した人が確かめる先としての役割は、公開した時点から果たせます。

地図アプリの店舗情報だけで十分ではありませんか?

近くで探している人に場所と営業時間を見せるには、十分な場面もあります。ただ、載せられる情報の形が決まっているため、仕事の進め方や料金の考え方、よくある質問などは伝えにくくなります。店舗情報にホームページのURLを載せて、詳しい案内はそちらで見てもらう使い分けが一般的です。

1ページだけのホームページでも意味はありますか?

あります。事業の内容、料金の目安、仕事の流れ、プロフィール、アクセス、問い合わせ先がそろっていれば、確かめる先としての役割は果たせます。ページを増やすのは、よく聞かれる質問や実績がたまってからでも遅くありません。

作ったあとに更新できなくなったらどうなりますか?

営業時間や料金が古いまま残ると、見た人の誤解や問い合わせのためらいにつながります。変わりやすい情報は載せる場所を絞り、見直す時期を決めておくと負担を抑えられます。自分で続けられない場合は、更新を任せられる形で持つことも考えてください。

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